アプリゲーム セブンスコード エンディングテーマ制作について。

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サイバーエージェント アプリボット様 アプリゲーム「セブンスコード」

最終章エンディングテーマの作詞、歌唱、コーラスアレンジをさせて頂きました。

作曲編曲は、過去にダンスダンスレボリューションなど多数の「音楽ゲーム」を手掛けてこられ、このタイトルのプロデューサーであるNAOKI MAEDA さんです。

本日ゲームプレイ用に配信されました。

是非たくさんの方に聴いて頂きたいです!!!

今回は制作に関することを綴ります。

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さかのぼること1年半前。

当時アベマタワーが出来たばっかりだったようで、ロビーに胡蝶蘭がたくさん並んでいて「銀座みたいやな」と思いました…

16階に着いてどこで待ってたらいいかわからなくてうろうろしていました。
振り返ったらNAOKIさんがいたので「あ゛!!!」って言ってしまったのが初めましての言葉です笑

NAOKIさんのスタジオにはSupremeの小物など飾ってあり「HIKAKINみたいやな」と思いました…
(ちゃんとシャネルの香水とかシャレたのもありました念のため)


打ち合わせ後、違う曲でしたが仮音源を送って頂き、家で仮歌を入れた音源を送って色々アドバイスを頂きました。

3回目ぐらいに伺ったときにはCrankyさんが当時お手伝いで来ていて少々曲の作り方など教えてくださいました。

「こんなかな?」でええねん。と笑



でっかい画面にCubaseが映っていて「おー、プロはこんな大きな画面で作業するのかー。」と思いました…

アベマタワーに伺うとこの水をくれる
入り口

他のゲームと決定的に違うところを歌詞に入れたかったのです。

この「セブンスコード」は他のアプリゲームと全く違うところが一点あります。

それは最初から1年間で更新は完了すると公言されているところでした。

どんなゲームにも必ず終了が訪れますがこのタイトルに関しては終える期間が決まっているのです。

でもゲームって遊ばなくなってもずっと記憶に残っていませんか?
私は子供の頃に友だちとゲームをして楽しかったことがずっと記憶にあります。

だから、このアプリゲームのエンディングは更新終了し、その先形も無くなったとしてもずっと私たちの心の中に生き続けるっていう内容にしたいと直感で最初に思いました。

当初はエンディング曲ではありませんでした。

10章まで公開されていた8月のある日、NAOKIさんからデモ音源が届き「主人公ユイトとアウロラの心情の行方、セブンスコードの世界を自分なりに表現して歌詞とコーラス含め仮歌を入れたデモを5日でくれ」みたいな鬼オーダーがきました笑

なので1章から10章まで一気にストーリーを進めたのでした…

(ちなみに1〜10章までのストーリーは約7時間かかりました。。。)

その時ミラティブ配信見てくれた方々ありがとうございます!!
実は歌詞を書く為にストーリーを解読してました!!
コメントを頂きとてもとても解釈に助かりました!!

当初は音ゲー部分に入る曲としてアップテンポなトラックにボーカルをRecしていたのですが、急きょ最終章のエンディング曲としてバラードになる事となったのです。

ALL IS VANITY

仮歌詞、仮歌の段階で「タイトルはALL IS VANITYでお願いします」との事でした。
直訳すると「全て虚無」みたいなそういう意味です。


でも、世の中には形はなくても存在するものはたくさんあります。
主人公のユイトが人間らしい心を持って成長していく過程も「形」としてはありませんが、「成長」という存在があります。

私たちの「心」も形はありませんが存在します。
ゲームだって物体として私たちの手元にはありませんが、オンライン上には存在します。

ときに、私たちは形のないものに影響され動かされます。


ある日、出会ったゲームや音楽、アイドルやアーティストに心を動かされて、追っていくうちに同じように心を動かされた人たちに出会い、出会いによって前向きになったり社交的になったり、目標を掲げて頑張ることを知ったり、性格が変わった人もたくさんおられるでしょう。


開発、制作の方々の健気な更新、運営に感銘を受けた人もたくさんいらっしゃると思います。
「もっと宣伝してあげたい」「もっと課金してあげたい」って自分ごとのように応援していた人もたくさんいると思います!!!

後ろ向きな世間の発信があっても、ずっと応援し続けてこられたと思います。


形はなくても、その時に受けた感情や経験は刻まれてずっと記憶に残って私たちのその後の人生を変えます。
再会した時に、当時に戻ったように話せるのは記憶が刻まれているからです。
そういう私たちの人生の中や出会いの中の一つとして、このゲームもずっと存在しますようにと願いを込めて、主人公のユイトの成長にたとえて綴った歌詞になります。

きみが言ったこと 僕の心にともっている

Der Crystal

歌詞に出て来る「Crystal(クリスタル)」は主人公ユイトの冷たい心に例えました。
これは実は約300年以上の歴史があるルイ・ロデレール社のシャンパンの名前から拝借しました。
これは少し特殊なお酒なのです。

通常、お酒のビンの色は濃く中身が見えなくなっています(光が入らないように)
しかしこのルイ・ロデレール・クリスタルはビンが透明で中身が見えるのです。

これは「ありのまま」が見えるように。

「毒や爆弾など仕込んでいませんよ」
という意味からなのだそうです。

ゲームの中、アバターの中身が見えるとこが共通していいなと思ったのと、透明な感じが主人公ユイトの性格の描写に合っていると思ったので拝借しました。

私たちも、欲で何かを偽る事なく、ありのままで生きていきたいですね。


「ALL IS VANITY」はまだまだ書ききれない、たくさんの意味を綴った楽曲になります。
末長くたくさんプレイしていただけると嬉しいです。

楽曲について。セブンスコード(4和音)が多用されており、BPM77。

朗報です!
この曲はこのアプリのタイトルでもある「セブンスコード」の4和音が多用されています!
セブンスじゃないところもコーラスをセブンスに置いてたりするのでたくさんセブンスの音になってます!

NAOKI 氏曰く「Jazzyにした」らしいです。

それから、これは本当に偶然なのですが、BPM77です。

ボーカルについて。

この楽曲は当初デモの段階でR&Bっぽい音源だったので黒人さんっぽくコーラスを厚く重ねてみました。
メインVo(ダブリング)
対旋律cho(LR)
Hi(LR)
Lo(LR)
Ah-(LR)

全部で9トラック納品しました。
(実際は15トラック鳴っている)

メインボーカルは、スマホの小さなスピーカーでもはっきり聴こえるように抜けを意識しました。

また、コーラスは対位法や和声学を改めて勉強して取り入れました。
こんな感じの音源になっています。

SEVEN’s CODE「ALL IS VANITY/NAOKI Expresser 堀川まり」

こんな感じでセブンスコード、最終章のエンディング曲
作詞、歌唱、コーラスアレンジさせて頂きました。

このタイトルに携わった開発の方やクリエイターさん、歌い手さん全ての方に心から敬意を払い、今後もこのタイトルを見届けていきたいと思います。

長くなりましたが最後まで読んで頂きありがとうございます。
ここに歌詞を掲載します。

ALL IS VANITY
作詞 堀川まり

Der Crystal Herz
透明な日々

誰かを想い
信じる事
知らなかった この日まで
Der Crystal ist kalt

ずっと冷えた ガラスの心が
きみに 出会った衝動 僕を動かしていた

辿りゆく途上 同志の心情 過去の僕なら
避けて 流しただろう

Der Crystal 過ぎ去る中
僕の孤独は 変わってきた
想い 受け止めて貫く
例え この世界が背を向けても

きみが 言ったこと
僕の 心に燈っている
その鼓動は ここにある​
記憶の中に 永遠に Halluzination im Crystal

Der Crystal 別れが来て
僕と共に生きた旅人
いつか また生まれてきたとき
記憶を語り 明かそう Vanity im Crystal

セブンスコードの更新は完了しますが、私たちはまた新しい作品に出会っていくし、作るべきです。

私も気持ちを新しく、日々楽曲を研究されているクリエイターさんの
セブンスコードに続く素敵な作品のお手伝いができたらいいなと思います。

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